2024年度 (令和6年度)事業報告書
1 事業の成果
『成年後見制度等に関する普及事業』について
今年度も昨年度と同様に活発な活動を心がけた。まず、前年度の計画であった「成年後見制度市民講座」を4月14日に所沢市民文
化センターミューズにて行った。所沢市の協力もあり160名近い申込みがあった。市民講座という一般市民向けの初の試みであっ
たが市民の関心が高いことに気づかされた。市民に知っていただく場、学習の機会になったことと思う。
今年度の研修会は7件実施した。このうち3件が高齢者向けの任意後見契約である。どんなケースで必要だったか事例を使って説
明し必要性を分かってもらえたと思う。今後もテーマとしてこの研修会が増えてくるものと思われる。
もう1つの大きなテーマは障害者の親なき後の成年後見問題である。今年度も3件行っている。毎年行っている場所では内容をす
こしずつレベルアップして新たな情報も提供している。繰り返し参加してくれる保護者が多いことは大変有り難いことである。
入間市社会福祉協議会主催の研修会を2件行っている。市民後見養成講座での「市民後見NPOの紹介」ともう一つは「障害者の親
なき後」をテーマにしたものである。
その他では、「親族後見・らしくの会」を例年通り行った。最新情報として説明した後見制度の変化に対する期待はとても大きく
感じる。これからもニーズに応じた「親族後見・らしくの会」にしていきたいと思う。
『成年後見人等の受任に関する事業』について
個別相談は高齢者からの相談件数が大幅に減った。PR 不足であると捉え、年度の後半から広報に力をいれている。年度末に相談
が少し出てきている。障害者の相談は前年同様ほぼ変わらず相談件数がある。内容の傾向はあまりなく、それぞれの事情に応じた
相談会になっている。
受任相談の件数が急激に増え、14 件もあった。福祉関連施設や相談支援事業所に当法人の活動内容を知ってもらうことができた
証である。しかし反面、案件の担い手があまりいないことも感じるところである。
実際の成年後見等の受任は、法定後見は新規に知的障害者の成年後見を2件受任している。任意後見の契約は今年度だけで5件も
増えた。法定・任意後見ともに受任件数は増えている。とくに任意後見契約は独り暮らしの身寄りのない高齢者に理解を得られる
ようになった。丁寧に分かりやすく説明することで契約数が増えると考える。
被後見人等の見守りでは、前年度6名のところ高齢者の被後見人が1名亡くなったが、任意後見監督人選任の申立を行い被任意後
見人が1件加わり、年度末は合計8名になった。
「あんしん見守り契約(委任契約を含む)」は前年度11件だったものが3月末時点で14件になった。今年度も判断力がある高齢
者の場合には、あんしん見守りサービスと任意後見契約をセットでお勧めしている。
その他では、法人内部で「精神障害に係る受任活動等のあり方について」の検討チームを設けて、数回に渡り学習や意見交換を行
ってもらった。今後の受任活動のための勉強会は様々な内容について行っていきたいと考える。
(下記の報告書をそれぞれクリックして下さい。書類が表示されます。)
2024年度(令和6年)事業報告書1 2024年度(令和6年)事業報告書2 (貸借対照表ほか)
2023年度(令和5年度) 事業報告
2023年度(令和5年)事業報告書1 2023年度(令和5年)事業報告書2(貸借対照表ほか)
2022年度(令和4年度) 事業報告
2022年度(令和4年)事業報告書1 2022年度(令和4年)事業報告書2(貸借対照表ほか)
2021年度(令和3年度) 事業報告
2021年度(令和3年)事業報告書1 2021年度(令和3年)事業報告書2(貸借対照表ほか)
2020年度(令和2年度) 事業報告
2020年度(令和2年)事業報告書1 2020年度(令和2年)事業報告書2(貸借対照表ほか)
2019年度(令和元年度) 事業報告
2019年度(令和元年)事業報告書1 2019年度(令和元年)事業報告書2(貸借対照表ほか)
2018年度(平成30年度) 事業報告
2018年度(平成30年)事業報告書1 2018年度(平成30年)事業報告書2(貸借対照表ほか)